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今回は、わたしのお気に入りの本「繊細さんの本」をご紹介します。
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目次
きっかけ
当時中学生~高校生のわたしは、周りの人たちよりメンタルが弱いと思っていました。友達や家族の些細な一言に傷つきやすく、人間関係に疲れていました。
「こうしたほうがいい」「それはやめた方がいい」などみんなは軽く流せるような一言を、真剣に考えて、直さなければいけないものなんだと思い込んでいました。
また、意見を求められたときにすぐ答えられませんでした。これを言ったら相手を怒らせるのでは、と無意識に考えていたのかもしれません。
友達との会話でも、顔色をうかがって、当たり障りない言葉を探しだすことに疲れて、億劫に感じていました。
それらは全て、自分自身のメンタルが弱いせいだと考えていました。このままでは苦しいので、解決策を探しに本屋に行きました。そこで本書に出会いました。
簡単な説明
タイトル:「気づきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
著者:武田友紀
発行所:飛鳥新社
本書はHSP専門カウンセラーの武田友紀さんがHSPとは何かを教えてくださいます。
人間関係や身体的な刺激から身を守る方法、HSPでより良く生きていくためにはどうしたらよいかなど様々な知恵が盛り込まれています。
文章表現が易しく、イラストもかわいいので読みやすいです。
おすすめしたい方
- 理由は分からないけど、人といると疲れる
- 音やにおいに敏感
- よく思いにふける
- HSPの概念を知りたい
感想
まず、驚いたのは、傷つきやすくで悩んでいる方は多いということです。「はじめに」を読んで、細かいところに気づく性質があると知りました。
HSPという言葉もそのとき知りました。自分だけではないんだなと、こころが救われました。
その後本書に記載されている、HSPの診断テストを受けてみると、23個の項目の中で22個当てはまりました。ちなみに12個以上当てはまるとHSPの気質があるそうです。どれも共感できるものばかりでした。
武田さんは、HSPの気質を持つ人を「繊細さん」と呼ばれています。私の言葉にすると、HSPはただの気質で、直そうとしなくていいという意味です。
HSPという表現は病名のように感じたので「繊細さん」と呼ぶほうがわたしは好きです。
繊細さんは周りの刺激に敏感です。わたしは混んでいるスーパーや、大きな機械音、甘い匂いの香水などが苦手です。
そうした刺激から身を守る方法も、音やにおいだけでなく、視覚や触覚に対しても紹介されています。
わたしの場合は、なるべく綿100%の服を選んで肌への刺激を少なくしたり、部屋のカーテンの上下の隙間から光が漏れないように、布やクッションを置いたりしています。
また人間関係では、相手の視線が少し下がったり、会話の間が空くとひやひやします。何か悪いこと言ったかな、と考えてしまいます。
しかし、本書を読み、これは自然な反応なんだなと分かりました。相手の気持ちを察すると、気配りができて信頼にもつながると思います。
今まで抱えていた悩みの解決に役立つ、HSPという新しい知見を得ました。今でもたびたび読み返しています。価値観を変えてくれる本でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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