まっちゃんブログ

ゲーム・読書・メンタルについて発信しています。

日記1「重い鎧」

…誰かに見られている気がする。

しかし、後ろを振り返っても誰も居ない。遠くの方で車の走行音が聞こえる。

それは、何メートルも先から目線を感じる時もあれば、背後を漂っているときもある。

じんわりと気配をまとわせている。

 また、散歩中にも。すれ違う自転車の男性が、歩道を歩く私をチラリと見たような感覚がする。私は反射的に目線を落とす。自転車が通り過ぎ、ホッと息をつく。

これらはすべて錯覚だ。頭では理解している。私の色眼鏡が映し出す世界。

仕事を休んだ日。仕事で失敗した瞬間。お金を使いすぎたとき。よく眠れずイライラすしているとき、などなど。

ストレスが蓄積されると、暗い妄想に吸い込まれてしまう。

自分の意志の力では抜け出せない。しかし、気合いとか根性とか、見ないふりは通用しない。

ずっと被っているペルソナ。社会生活を円滑にするための鎧。

それらはいつしか脱げなくなり、重くて重くて仕方がない。

でも、これを着けていなければ、私は社会に適応する術を失ってしまう。

…兜くらいは外したい。