ご高覧いただきありがとうございます。
今回は、人との対面において、話を「聞く」メリットとコツについてご紹介します。私個人の考えなので、参考程度にとどめていただければと思います。
目次:
メリット
①学びになる
ここでいう「学び」とは、学問的なことや知識のことではありません。自分の枠を越えた、新しい価値観を吸収することです。
本質的に「聞く」とは「ジャッジをしない」こと。「相手の言葉が、私の心にどう影響を及ぼすのか。」に反応するのではなく、そのまま受け取ります。
会話をしていると、言葉だけに意識が向きがちです。しかし、よーく話を聞いていると、相手の声にはトーンや抑揚、間など興味深いエネルギーが秘められていることに気付きます。非言語的なメッセージにも学びがあると、私は思います。
②相手に安心感を与えられる
相手側にとって、話を遮らないで否定せずに聞いてもらえる、というのは話していて安心するでしょう。そして、あなたに心を許してくれるかもしれません。
あなたの話も聞きたいと、自発的に思ってくれるかもしれません。
話を聞いてくれない相手に「話を聞いてよ。」と言えば、改めてくれるかもしれません。しかし、感覚的な耳では聞いてくれるかもしれませんが、「心の耳」はどうでしょう。
そこに念があるか、ないかはとても重要です。私はジャッジしないでよく聞くことは、相手に愛を伝える行為の一つだと思っています。
③冷静に分析できる
不思議なことに、100%相手の話に耳を傾けていると、意識的に考えなくてもパッと言いたいことが出てきます。その応答も、流れに沿ったとても自然なものです。
「よく見られたい。」といった見栄や、焦燥感から来る苦しみから解き放たれています。
率直な気持ちを、相手に伝えることができます。これは、信頼関係を築く上で助けになります。自分を偽ることが無くなるので、負担が減って、穏やかに会話ができるかもしれません。
コツ
相手の目を見て話を聞くことが、最初のステップだと思います。
私は以前、人の目を見て話すのが怖かったです。「どう思われているのか。」ばかり気にしていました。その後、会話中に頭の中にこもりがちな癖に気づき、少しずつ相手の目を見るようにしました。
その結果、会話は言葉だけを受け渡ししているのではないと分かりました。
つまり、非言語的なメッセージも含めて、会話は成り立っているということです。
「相手の目を見て話を聞く」行為は自分に向けている心の矢印を、相手に向けるという意味を持つと思います。
「相槌をどう打とうか。」「この表情はこう思っているに違いない。」
↑これらは、自分自身に心の矢印が向いている状態です。
相手に心の矢印が向いている状態は、「相手のことを知りたい。」「この人は、どういう考えをもっているのだろうか。」などです。相手に対して、純粋な好奇心があります。
しかし、興味を持つというのは、無理やり意識を変えてできるものではありません。なので、ほんの小さな興味を膨らませるのが大切です。
また「相手について、全然知らないのではないか。」という視点を持つことが助けになるかもしれません。
相手に興味を持てると、自然と聞こうという気持ちになれます。このシンプルな思いが、聞く意識を強めてくれます。
そのあなたの思いは、相手に伝わり「聞いてくれてるな。」と感じてくれるでしょう。
相手が「聞いてくれている。」と感じるか「聞いてくれていない。」と感じるかの違いは、相槌のテクニックではなく「心の耳」を向けてるかどうかだと思います。
まとめ
今回ご紹介したことは、忍耐力が必要です。意識していけば、少しずつ身に付けていけます。相手の価値観は話し方や表情にも表れています。
その瞬間に気付けたとき、あなたは「この人、面白いな。」と感じるかもしれません。この感覚は、人生をより豊かにしてくれると私は思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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